肉食ダイエット

肉食ダイエットとは

 

アメリカでは、1970年代になると「動物性脂肪の取りすぎこそ肥満や高脂血症のもと」と言われるようになり、政府による食事指導のもと、国家全体で「低カロリー・低脂肪」へ傾倒していきました。

 

しかし肥満の実態は改善されるどころかむしろ増加していったことから、この考えに異論を唱えたのが、アトキンス博士です。アトキンス博士はもともと心臓外科医ですが、心臓発作で運ばれて来る患者が余りにも多く、その原因は肥満にあると考え、「ローカーボダイエット」による肥満治療を始めていました。

 

博士は、1960年代の肉中心の時代よりも、1990年代の「低カロリー・低脂肪」即ち「炭水化物中心」の食事の方が総摂取カロリーが2倍にもなっている事実を指摘しました。

 

日本国内では、崇高クリニック荒木裕院長が推奨するダイエット法として知られています。肉類や魚介類などの動物性たんぱく質を主体として行うダイエット法です。

 

ポイントは、糖分の含まれた食べ物の摂り方で、米や野菜は糖質が多いため、添え物程度に食べるのが適当であり、糖質を含む食べ物は、必要以上に取ると消費されずに残った場合、脂肪になるそうです。

 

そのため、ご飯はお茶碗半分以下、野菜は添え物程度でよいということで、肉食ダイエットとは、主食をたんぱく質に置き換えるダイエットということです。ただし、糖質は体に必要なので、炭水化物や野菜は適量に抑えつつも、摂取する必要があります。