肉食ダイエット

肉食ダイエットの効果

 

肉食ダイエットを行うと血糖値や血圧が下がり、通常のダイエット方法よりも体重が落ちやすいというデータがあるようですが、これは肉=たんぱく質のみを摂取しているためです。

 

タンパク質は三大栄養素の一つで、1gで4kcalの熱量を持っており、この熱量は炭水化物と同量の熱量ですが、タンパク質と炭水化物とでは体に対する働きに違いがあります。
タンパク質は体を構成する組織(髪・皮膚・内臓など)の構築にその熱量は利用され、炭水化物は体を動かすために熱量が使われます。ですから、たんぱく質は体脂肪として体に貯蔵されることがほとんどなく、過剰に摂取したたんぱく質は体外に排出されます。

 

肉食ダイエットは、たんぱく質が体内に貯蔵されにくい性質を利用したダイエット方法といえるでしょう。

 

脂質は体脂肪として貯蔵されますが、体脂肪になりやすい栄養素である炭水化物の摂取量がほとんどないため、脂質が体脂肪になったとしてもそれほど問題ではないようです。さらに、肉食ダイエットでは炭水化物をほとんど摂取しないため、体内で必要とされている糖質の量の不足を補うために、糖新生によって脂質も糖質に作り変えられます。

 

こうしたメカニズムから肉食によるダイエット法が確立したわけですが、肉の動物性たんぱく質は肌にツヤを出してくれ、ハリのあるボディにしてくれるという効果も期待できるということで、肉食ダイエットはお肌にも良いとされています。